マツダT2000ダンプカー(2)

明日はどっちだ。

マツダT2000ダンプカー

休みは明日まで。

お茶の間の向こうの沿道で

箱根駅伝と言えば、お茶の間で愛校心を燃やすのが恒例なのだけれど、たまたまこちらにいたものだから、沿道まで応援に行ってみようじゃないのとふらっと出かけた。ぼやぼやしていたら自宅の最寄り地点を通り過ぎていたので、選手を赤い電車で追い越して、京…

じょっぱり

弘前の六花酒造「じょっぱり」を久々に飲んでみた。 それはそれは津軽衆の核を舐めるように辛い酒だ(日本酒度+8)。 しかめ面の絵柄に、厳しかった祖父の姿を見る。 新青森駅で、“缶”酒ワンカップで販売中。

2014開運

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 2014年、運が開けますように。 馬が担いでいる樽は、静岡県掛川市にある土井酒造場の銘柄「開運」のものです。 口当たりはフルーティーな甘みですっきりめ。生酒はまさに生きている瑞々…

2013年のコンテンツを振り返って(小説・演劇・映画)

ろくになにも書かずに今年を過ごしてしまったけれど、最後くらいはしっかりまとめておきます。 小説――棚に惹かれない日々の中で 1.江波光則『ストーンコールド』・『スピットファイア』・『スーサイドクラッチ』(魔術師スカンクシリーズ) 2.ゲイリー・シ…

2011/2012/2013

2011 東武伊勢崎線曳舟駅。 駅前のビルの壁が崩落した。 揺れの後、あの日撮っていた写真はこの一枚だけ。 2012 群馬県自宅。 吐き気と目眩に襲われながら書類を作る。 テレビの前で黙祷。 3ヶ月後、私はここを去ることになる。 2013 横浜市某所。 献杯。 宮…

いわき総合高校総合学科『ブルーシート』

*校庭に積み上げられた椅子。血管むき出しの人間のようなもの。 いわきうぃる。 ひょんなことから5人でいわきに行くこととなった。 最近は調子いい案配で、久々のロングドライブもよかろうとクルマを駆った。東京からいわきはちょうど200km、3時間弱。運転…

GORCH BROTHERS PRESENTS『飛龍伝』

*玉置玲央と黒木華。 全共闘40万人を束ねる新しい委員長に、一人の女が指名された。 彼女の名は「神林美智子」。 学生運動が燃え上がる中、彼女は最終決戦にむけ、敵対する第四機動隊隊長「山崎一平」のもとへ送り込まれる。 首謀者は、全共闘の作戦参謀「…

『007 スカイフォール』

*今回は、ガンバレル・シークエンスをモデルとしたデザイン。その意味は……? MI6のエージェントのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、NATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブール…

奈良美智『青い森の ちいさな ちいさな おうち』―2012.11.6

*奈良美智「夜露死苦ガール2012」とポール・モリソン「オクリア」 青森で奈良美智を見ること 青森県立美術館での『君や 僕に ちょっと似ている』と、十和田市現代美術館での『青い森の ちいさな ちいさな おうち』の会期が、いよいよ今度の月曜日(1月14日…

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北の国から 北緯40度線と41度線のあいだから、今年初の記事をお届けします。要するに青森におります。 たぶん28歳、 8月から結局、寿限無寿限無と日々を過ごし、オヤスミしたままです。。 まわりの同じ28歳の人生模様を見ておりますと、福はもちろんのこと、…

奈良美智『君や 僕に ちょっと似ている』―2012.8.3

*「White Ghost」がお出迎え これだけが2010年の作品で、個展の作品は2011〜12年製作 美術館への散歩 通院帰りに横浜美術館に寄ってみる。 奈良美智『君や 僕に ちょっと似ている』開幕以来、行こう行こうと思ってなかなか足が向かなかったが、「しゃっきり…

八朔

田中慎弥をめぐる冒険中の客死 慎弥田中のすべらない話〜第1夜*1を書いてから、半年。随分のご無沙汰でした。 2月の間、田中慎弥の著作を鬱々と読み続ける日々が続き、更に風邪が長引きに長引いて鬱々としていたところ、3月に別の病名を得まして、オヤスミし…

慎弥田中のすべらない話〜第一夜

それは記者会見に始まった 「確か、シャーリー・マクレーンだったと思いますが、」から始まる名(迷)会見で一躍脚光を浴びることとなった、田中慎弥氏。後々のインタビューや文章群に当たると、本当に記者会見が嫌で、冗談で湧かせて幕引きを図るつもりだっ…

『ドラゴン・タトゥーの女』

カッコイイとは、こういうことさ。 月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)。そんな彼のもとに、ある大財閥会長から40年前に起こった兄の孫娘失踪事件の調査依頼が舞い込む。連続猟奇殺人事件が…

テアトル・ド・アナール『ヌード・マウス』

奇妙な利害の一致、それを家族と呼ぶのか 思えば、科学をテーマとして取り上げた作品にいつも胸を躍らされてきた。 例えば、伊藤計劃『ハーモニー』。極度に発展した医療社会の究極の目的を見せた最後に震撼した。例えば、平田オリザ『バルカン動物園』。科…

『自殺サークル』『紀子の食卓』〜ドリパス園子温監督特集

はじめてのそのしおん 園子温監督の映画のオーディションを受ける夢を見た。何をどうしたとか覚えてないが、なけなしのプライドを持ってかなり必死に臨んでいたことは妙に覚えていて、オーディションの結果を知る直前で目覚ましのアラームが鳴った。 初めて…

『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』

ブリティッシュ・コメディアンはジェームズ・ボンドの夢を見るか? ジョニー・イングリッシュのCMで、「Mr.ビーンの」という枕詞を聞いていたら、ふと、今の十代は彼のことを知っているだろうか、と思った。 箸が転がってもおかしな年頃にMr.ビーンでおなじ…