お茶の間の向こうの沿道で
箱根駅伝と言えば、お茶の間で愛校心を燃やすのが恒例なのだけれど、たまたまこちらにいたものだから、沿道まで応援に行ってみようじゃないのとふらっと出かけた。ぼやぼやしていたら自宅の最寄り地点を通り過ぎていたので、選手を赤い電車で追い越して、京急蒲田〜梅屋敷間で観戦することに。
選手通過15分くらい前に京急蒲田駅に降りたけれど、見る場所はすんなり確保。駅のすぐそばとかタイムの計測ポイント(=撮影ポイント)でない限りは、割と直前に行っても意外と前列で見られそうだ。
来るぞ来るぞと待ち構えていても、過ぎてしまえばあっという間。掛けた声だって届いてるかわからない。それもまた面白いものだなと思う。
過ぎ去っていく選手たちの速さなんて自分には同じにしか見えないのだけれど、往復217.9kmを走るうちに1位と最下位の間に50分もの差がつくんだから、まさに「1秒を削り出す」作業を選手たちはしているのだろう。
お茶の間から沿道に出てわかったのは、沿道の観客が途切れないこと*1、選手たちの体の小ささ*2、そして、囲んでいる車両の多さだった。
特にトップの選手は中継車が張り付いているので、車と車の間を走っているような状態で、いくら独走してても「前方が開けて気持ちいい!」なんてことはないんだろうなと思う。頭ではわかっているつもりでも、メディアが張り付いてこそ成立する競技会なのだと言うことをまざまざと見せつけられた。
とは言え、お茶の間で見るゆるさが似合うのもまた箱根駅伝。来年はまた実家のテレビの前だろうね。
ちなみに 今回は、Googleマップ連動の箱根駅伝Webアプリがあったので、状況が逐一わかったのがよかった。あれがなければ、テレビ・ラジオはもちろんWebサイトでも選手がどこにいるか把握しにくい。使えるアプリなので翌年もリリースしてほしい。
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